友達づくり お国ことばが一役
都会に出てきた学生たち、いま、地元出身者のグループ作りを助けようと東京経済大学で「地域
別学生交流会」を開いたそうだ。東京にまだ、なじみのない学生にはありがたいことだろう。
「いったさ」(山梨県)の「さ」は方言だという学生に、「え~『行くけ』や『いくら』は方言だと思ってた
けど『さ』は標準語じゃないの?」と驚く学生も。「あんた、なまってるよね、って言われるけど自分
では全然わからない」という女子学生も。「国の言葉で話ができてホッとした。東京に出てきて
気が張っていたので」と嬉しそうな学生も。友達の輪を広げて不安をやわらげてほしいとは実行陰
にメンバーたち。良いことは積極的にやってほしいものです。(朝日新聞【むさしの版】から拾う)
ところで、友達の『友』はどんな字なのでろうか。

『友』は、 「友」(握手している二人の片手)で【手を取り合って助けあう様子からできた】
二人が手を取り合って助け合うことから、「ともだち」の意味を表します。
同じ意味で、人名用漢字に入っている「朋」(ホウ・とも)という字がありますが、これは、古代の財
宝の貝を一対に連ねて下げた形だといいます。そこから「並」「併」などと同じように、肩を並べた
もの「仲間・とも」の意味ができたもののようです。