『終活』を考える もめ事が多い二次相続
もちろん、自分が死ぬことなど考えもしなかったが、今朝の新聞を見ていて初めて知った言葉があった。上記「二次相続」だ。
こんな言葉があることも、それがどんな意味なのかも知らなかった。
二次相続というのは、例えば、最初に父親が亡くなりあとから母親が亡くなるといった場合、父親が亡くなったときの相続、これは母親と子どもたちとが相続するもの、これが一次相続だそうだ。
そうして何年か経ち、今度は母親が亡くなったとき、これが二次相続に当たるのだそうだ。この二次相続で問題が起こるのだそうだ。
相続がスムーズにいかなることが多いと新聞には書かれている。自分が親の介護を負担した。自分だけ損をした…さまざまな感情が出てくるものらしい。
ところで、終活の『終』はどんな字なのだろうか。
『終』は糸(糸を束ねる形)と冬(泉の口がしまった形と、氷の形で、水が凍り固まること)で、【糸の端の結び目から、終わりの意味】氷が張って泉の口がふさがり、水が止まるように、糸のはしに結び目の固まりを作って、結び止めることから<おわり>の意味を表した。
『字通』(白川静)には、声符は「冬」であり、古音が「シュウ」だという。そして「糸の末端を結び止める形」で、のちに秋冬の「冬の専字」となり、形声文字の「終」が作られたという。「糸の末端を結んで止めること、すなわち、終結」の意だとする。 下村式とかわらないみたい。