7/6のブログで書いた日大アメフト部新監督が内定したようだ。
日大OBは対象外とした公募の希望者の候補から選んだもので、新監督は立命OBの橋詰功氏(54)に内定。元立命館大学コーチで1994年に大学コーチに就任、現在は立命館守山高のコーチを務めているそうだ。
選考委は橋詰氏の大学・高校での実績と教育的な指導もできる点を高く評価。満場一致で決めたものだという。よかったよかった、「雨降って地固まる」となることを期待しよう。
ところで、橋詰功氏の『橋』はどんな字なのだろうか。
『橋』は 「木」(き)と「喬」(先の曲がっている高い建物)で、【高い建物にかかった木から、橋を表す】
「高いところに架かっていて、曲がっている木」というのが、この「橋」という字です。川に架けたり、殿舎と殿舎とを結ぶ渡り廊下などを「橋」といいました。
橋の建設では、架け終えたとき、橋の上で安全を祈って橋供養をし、渡り初めの儀式をする習わしがあります。
『漢字の起源』(加藤常賢)は「喬」(ケウ)の音の意味は「跳ね釣瓶」であり、これに木を加えたもので「桔槹」(ケッコウ・はねつるべ)のことだとしています。
そして、「橋梁」の意に用いられたのは漢以後で、本義的使用ではなく借用義であり、「梁」の代用字として使ったにすぎない」といいます。
また『字通』(白川静)は、「喬」は「高楼の上に呪飾としての表木を樹てて、神を招く意」の字であり、「喬」に「架上・高挙」の意があり「高く横さまに掲げること」だといいます。
『説文解字』(許慎)では、「水梁(川にかける橋)なり。木に従い喬の声」とあっけないものです。
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